「Kindleで漫画を読む」という行為が大変気持ちよくて
セール本情報を各所でチェックしてはホイホイ買っている。
漫画は一冊が分厚くかさばるので、
紙だとよほど評判が良いか、あるいは自分が相当気に入るかしないと買いづらいのだが
(本棚はもはやパンパンである。売りに行くのもそれはそれで面倒)
電子書籍であれば、お財布との折り合いさえつけば気軽に購入できる。
先日セール情報をチェックしていた時、リストから目に入ってきた「ラーメン大好き小泉さん」。
タイトルの元ネタも分かるし、まあ巷に多いラーメン系の漫画ですよね、と思いつつも
一応表紙をチェック。
三田本店らしきカウンターに座る美少女のイラスト。
ああ、これは買うしかない。
三田本店を持ってこられると思考停止で買うしかない。
アニメとか漫画の「聖地」系の売り方は好き嫌いがあると思うけど
自分はそういうことでもない限りなかなか外出しないので歓迎派。
そこに、毎週行ってた、それどころか
人生の方向性を多少なりとも変えたラーメン屋が表紙の漫画が売ってたら買っちゃうって。
内容は、二郎、天一、中本などのラーメン屋
(店名は一応隠れているが、積極的に隠している様子でもないので取材はしてそう)に足繁く通う
クール美少女の小泉さんを
クラスメイトの悠ちゃん(たぶんこっちが主人公)が追いかけ回して
一緒にラーメンを食べる、という各話完結モノ。
よくある「元気系の主人公がいくぶん空回り気味に気になるクラスメイトにアプローチしまくり、
最初はウザがられるが、少しずつクラスメイトも心を開いていく」パターン。
悠ちゃん以外のクラスメイトが小泉さんを追いかける話もある。
「
髪の長い女子がラーメンを食べるときに髪を結ぶ仕草」という萌えるシチュエーションも
しっかり描かれているのが高ポイント。
作者は女性なのだが、当然やる仕草とはいえ分かってらっしゃる。
女子高生が初見で三田の小ダブルや中本の北極を完食する描写があるなど
おい!と言いたくなる点もあるが、そこはフィクション
(ちなみに自分は初めて三田本店で小を食べた後、付近に少し吐いた)。
家庭で作る創作インスタントラーメンの回もあり、
単に有名店をダシにして人気を取るとかそういう漫画ではない。
作者のラーメン愛が感じられる良い作品。
1巻と明記されているので次巻も出るのだろう。
自分は二郎こそ好きだがラーメン自体はさほど詳しくないので、こういう本は素直に嬉しい。
【今日のまとめ】
いまだに北極は喰えない。というわけで。
- 2014/10/21(火) 20:48:48|
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