既にSNS等でご存知の人も多いだろうが
昨日はGIの秋華賞よりも、裏開催の府中で行われたアイルランドTが
競馬ファン、そしてファンではない一般人もの話題をかっさらった。
遅いデビューから4戦4勝、鳴り物入りでオープンまで上り詰めたエイシンヒカリ。
重賞でも好成績を収めているメンバーを相手にしたオープンクラスで
その逃げ足が通用するかが注目の的となっていた。
そして、結果はあっさり逃げ切り。
自分は結果だけを先に見たので
3馬身半差の逃げ切り、上がりはメンバー中最遅という数字だけを見て
思ったより普通だな、上がりが遅いのはいただけないな、などと思っていたのだが
後ほど映像を見て驚く。
左回りの適性はもともと疑問視されていた馬だったが
直線でどんどん外にヨレていき、最後は外ラチ沿いを疾走。
そして、右鞭こそ何発か入れているものの、手綱を引っ張るなどの強制をほとんどせず
むしろエイシンヒカリに協力的なノリ(横山典弘騎手)。
漫画かよ!
以前、
ドイツダービー馬の勝ち方が凄いというエントリにて
ちょうど直線で外ラチ沿いを疾走して今年のドイツダービーを勝った馬がいるという話をした。
ノリはそれを真似てか、マヤノリュウジンという馬で
福島のレースを外ラチ沿いを走って勝つというパフォーマンスを見せていたが
今回もまたノリがやってくれた。
普通なら怒られてもおかしくなさそうだが
常に後方ポツンなので散々やっているノリのことであるせいか
「まあ馬の癖だし…」という感じで誰も怒っていないのが面白い。
JRAですら、調教再審査は課さずに注意にとどめている。
さて、この馬の次走はどうなるのだろう。
賞金的にもフルゲートになりそうなマイルCSなどは出走が厳しいと思われ
最近は頭数が揃わないジャパンカップなどが候補に上がるが
今回の走りは大げさにしても、左回りが苦手なのは間違いない。
金鯱賞も左回りだし…
条件に合うレースを走れる来年までは休養するか、あるいはオープン特別を再度走るのだろうか。
いずれにしても6戦目のレースぶりが楽しみな一頭である。
【今日のまとめ】
ちなみにこの馬は芦毛です。というわけで。
- 2014/10/20(月) 21:45:32|
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