先日オープンした会津二郎に友人2人と行ってきた。
古河からレンタカーを使い、休憩込みで片道約4時間。
会津若松駅に着くとすぐ分かる位置にあり、さすが「駅前」を店名に冠するだけはある。

まだ真新しい看板。
12時過ぎの到着で、並びは多く正確には数えていないがざっと30~40人ほど。
北は仙台、南は栃木とともに離れているため
単に新しいというのみならず、このエリア唯一の二郎としてさすがの人気である。
店内はカウンター10席ほどと四人掛けのテーブル座敷席が2セット、
栃木二郎にあるような店内待機用椅子が6脚ほど。
店内は黒系統の色で飾られた、落ち着いておしゃれな感じ。
まるで流行のつけ麺店のよう。
一時間ほど経って入店すると、運良く座敷席に案内してもらえた。
インスパイア系でこそ座敷で食べたことはあるが、本家二郎での座敷は初。
これだけでも遠征した甲斐があった。

三人とも小豚(800円)の食券を購入。
まだオープンから日が浅いこともあってか、メニューは小・大・小豚・大豚の4種のみという男らしい構成。
着席から10分ほどでの提供。
コールは「ニンニク入れますか」。
「トッピングは?」などの聞き方でなく、きちんと本来の形で聞いてくれるのは
この地方唯一の二郎としての務めを果たしていかのようだ。
▲小豚・ニンニク(800円)。二郎を食べ慣れている人なら分かるだろう、
この豚、食べる前からどう見ても美味い。
そして、食べてもその通り美味かった。
全く汚さも嫌味もないとろける脂身、よく味の染みた肉質。
口の中でほどけてパサつきがない。
間違いなくここ数年で食べた二郎豚におけるトップクラス。

麺・スープもハイレベル。
自分がこれまで食べた二郎に例えるなら大宮がかなり近い印象。
それはつまり美味いということ。
デフォルトで硬めの麺は、初めて二郎に接するこの地の人々に良きインパクトを与える。
▲こんな三つ巴が撮れる日が来るとは。文句なしに素晴らしい一杯だった。
食べ終わった後、店外で三人がほぼ同時に発した言葉は
「………豚!!!」。
もちろんラーメン二郎として高レベルであることは前提だが、豚の美味さには納得を超えた驚きすら覚えた。
これがたまたま「当たり」だったのかどうかはわからないとしても、この言葉に嘘偽りはない。
この会津若松駅前店、そして既に書いている栃木街道店もそうだが
こうした地方のラーメン二郎の味は、「地方で食べられる味としては」という留保や贔屓を抜きにして
これまで食べてきた多くのラーメン二郎店舗の中でも上位に位置する(と個人的には感じられる)味だ。
そこには、「地方だからこの程度で」という妥協はない。
むしろ、「地方だからこそ、東京のラーメン二郎を食べる機会がない人にも、本物を味わわせよう」という
店主の強い気概を感じるのである。
今回、レンタカー返却などのスケジュールの都合もあり
会津若松に滞在した時間のほとんどはこの二郎に費やされ
ほんの少し鶴ケ城や猪苗代湖を見ただけで地元に帰ってきた。
しかし、今日のこのラーメン二郎は、それにほとんど後悔を感じない一杯だった。
【今日のまとめ】
会津の交通ルール、結構厳しかった。
というわけで。
- 2014/10/12(日) 00:03:20|
- 二郎
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