競馬といえば、ゴール後に騎手の見せるガッツポーズがひとつの楽しみだ。
明らかに事前に用意していたようなものもあれば、
嬉しさが爆発した荒削りなものまで様々だ。
GIに限らなければもっと色々あるんだかけど、GI級競走限定で打線を組んでみた。
1(中) 河内洋@2000日本ダービー河内VS武豊の兄弟弟子対決を制し、念願のダービージョッキーとなった河内が突き上げた右手。
一見地味だが、そこに込められた思いは誰もが胸を熱くした。
2(一) 伊藤正徳@1982天皇賞・秋ググっても映像がなくて申し訳ないが、メジロティターンの秋天
(画像は
ここにあった)。
当時はまだ派手なガッツポーズをする騎手がそれほど多くなかった時代。
前年に死去した大調教師・尾形藤吉に捧げる、力強く振り上げられた鞭。
3(右) 武豊@2002スプリンターズSツイートでは03と書いてしまったが正しくは02年。
新潟で行われた初めてのGIを制したのはやはりこの男だった。
ゴール前に順手で入れた右鞭をクルッと回転させ、腕を後ろに突き上げるスマートかつ力強いガッツポーズ。
4(三) 四位洋文@2007日本ダービー「牝馬がダービーに勝てるのか?」という多くのファンの疑念をあざ笑うかのような圧勝、
そして四位の、「見たかお前ら!」と言わんばかりに観客に向けられた右手。
ゼロ年代の競馬を象徴する名シーンだ。
5(左) 田原成貴@1995有馬記念十字を切って投げキッス。
こんなキザな真似をしても「ドン引き」とならないのはこの男だけだろう。
実はこれは同年に凱旋門賞をラムタラで制したL・デットーリのマネ。
レース前に後輩たちに「勝ったらやる」と言っていたらしいが、さすがの有言実行。
6(二) 岡部幸雄@1992ジャパンカップ今や解説で好々爺ぶりを発揮している岡部だが、
現役時代にガッツポーズをすることは少なかった。
映像ではガッツポーズの瞬間は映っていないのだが、
実況が「岡部幸雄、珍しく右手を挙げました」と確かに言っている。
この「珍しく」に尽きる。
7(捕) 大西直宏@1997ダービー誰もがフロックだと思った皐月賞に続く、強い勝ち方での二冠達成。
これを見た瞬間、三冠馬になるかもしれないと思った人さえ少なくないだろう。
大西の「だから言っただろう、この馬は強いんだ」との思いが込められた力強いガッツポーズ。
しかし本人は覚えていないらしく、それも普段は寡黙な大西らしいエピソードだ。
8(遊) 横山典弘@1990エリザベス女王杯40台後半となった今でも、単なるオープン特別を勝ってガッツポーズをするファンキーな横山典弘だが
若い頃は「ゴール前数十メートルでガッツポーズ」というやらかしをしたことがある。
それが初GI制覇だったエリザベス女王杯。
この後裁決委員に叱られたらしい。
9(投) ミルコ・デムーロ@2003皐月賞これはどちらかと言うと迷ガッツポーズかもしれない。
「2着の田中勝春の頭を殴る」という規格外の技。
世界でも活躍し、今やベテランと言ってもいいデムーロだが
この頃はヤンチャな若者だった。
ちなみに勝春とは仲良しのようで、心配ご無用だ。
一応一騎手一レースに絞ったので
捨てがたかったものも結構ある。
皆さんおすすめのガッツポーズがあればぜひ教えてほしい。
【今日のまとめ】
限定しなかったら武さんで埋まりそう。というわけで。
- 2014/09/11(木) 21:12:12|
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