広島駅からJR呉線で呉に向かう。
本当はこの日は呉に行く予定はなかったが、翌日・翌々日のスケジュールがかなり詰まっていたため
少しでも行きたい場所を潰しておいた方がいいと思い、
呉エリアの中でも他のスポットと少し位置的に離れている長迫公園に、初日のうちに行っておくことにした。
呉駅から路線バスで15分ほどで到着。
慣れない地域の路線バスほど緊張するものはないが、
長迫公園に行く路線は循環バスなので乗ってしまえば何とかなる。

雨がかなり強くなっていたのと、平日であることもあって
公園には自分以外の客はいなかった。

ここは旧海軍墓地として海軍関係の戦没者の慰霊碑や墓碑が設置されている場所で、
上記のように丘の上に100を超える碑が並んでいる。
▲第十七駆逐隊の慰霊碑。馴染みのある艦名が並ぶ。戦艦大和をはじめとした艦ごとの乗組員の戦没者慰霊碑や、
第六三四航空隊など部隊単位での慰霊碑、その他個人の墓碑が立ち並ぶ。
写真の慰霊碑のように手入れが行き届いているものもあれば、
備えた花瓶が割れているなど荒れたものもあり、終戦からの月日を感じさせる。
単に「戦争で亡くなった人」という単位でなく
こうして具体的な艦や部隊ごとに祀られた碑を見ていると
英霊たちの思いがより身近に感じられる気がした。

事務所には資料館があり、祀られた艦や遺族をはじめとする関係者の写真、資料などが展示されている。
戦史関連の貴重な資料の閲覧ができるほか、戦艦大和関連の小冊子などの持ち帰り可能な資料(一部有料)もあり、
寄ってみる価値はあるだろう。
循環バスは1時間に2本しかないが、左回り・右回りがあるため実質的に4本と
郊外路線の割には便数が多くて比較的行きやすい。
全ての慰霊碑を見て回るのはなかなか疲れるが
いい運動にもなるし(何しろ「公園」なので、別に不謹慎ということもないと思う)、ぜひ頑張って見てほしいところ。
またバスで呉駅に戻り、今度は広島駅で乗り換えて山陽本線で宮島口駅に向かう。
続きは明日。
【今日のまとめ】
やっぱり大和の碑は大きかった。というわけで。
- 2014/06/21(土) 21:15:01|
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