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怠惰と汗と現実と

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別冊宝島の競馬ムック



Amazonでおすすめされていた上記の本が気になり
久しぶり(ほぼ10年ぶりくらい)に宝島社の競馬ムックを買った。

競馬ファンになりたての頃にブックオフで90年代の「競馬読本」シリーズを何冊か買い
今でも思い出した頃に読み返しているのだが、
自分が競馬に飽きずそのまま15年モノのファンになったのは(そして馬券が当たらないのは)
このシリーズのおかげなんじゃないかと思っている。

オープン馬ですらないマイナーな馬について見開き1ページで取り上げたコラムが集まった本だとか
ライターが馬券を取った自慢話、あるいは外れた泣き話ばかりが綴られた本など。
しかしどれも読ませるもんだから全部読んでしまうし、
現役時代を見ていない馬や生で見ていないレースでも感情移入して追体験してしまうのだ。

これは競馬シリーズにかぎらず90年代の別冊宝島全般に言えることだが、
ライター陣の文章力が極めて高かった。
真面目すぎず、かといって俗っぽすぎずの絶妙な文体と量。
自分がいまこのブログやメルマガその他で書いている文章も
影響を受けたというのはおこがましいが、確実にそのエッセンスをどこかに受け継いでしまっているはずだ。
なんというか、これを言ったらおしまいだが
もし競馬でなく競輪や競艇の別冊宝島を読んでいたなら
自分はそちらにのめり込んでいたんじゃないだろうか。
別冊宝島は、それだけ読ませる文章の揃った質の高いブランドだったのである。

しかし、2000年代に入ってサイズが大型化してからのこのシリーズは
どうも大味というか、文章にも説明的なものが増え
「ライターそれぞれが好きなものを馬鹿みたいに語る」というページが減っていった。
今回買ったこの本も、内容自体は面白いのだが
やはりそういう客観的記述が多い気がする。
そっちの方が売れるのかね。

あらゆるシリーズを読んだ訳ではないので分析的には語れないが
零細ライターの求心力がネットの普及と共に低下した、というのは
認めたくないが確実にあるのだろう。
文章のうまい人、面白い人はネット上にも数多くいるからな。
かつては無名ライターであっても「この人のコラムは面白い!」みたいなファンが一定数はいたものだが
今でも皆無ではないだろうが、そういうのもあまり目にしない。

そんな訳で、「懐古厨」なのかもしれないが
期待した本に少しがっかりしたこの冬のような一日であった。

【今日のまとめ】
でも面白いので1000円の価値は充分あると思います。


というわけで。
  1. 2013/11/12(火) 22:53:31|
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