オレがいまの会社に内定をもらってからきょうで5年になる。
この9月28日は会社の創立記念日でもあり、忘れようにも忘れられない日だ。
5年前の9月、オレは5回目の司法試験に落ち、名実ともに職歴なしのニートになった。
司法試験受験生でいる間は、職につながる資格を得るための訓練たる勉強をしているという大義があったが、それがなくなればまさしくニートというほかない。
29歳、職歴なしのニート。
客観的に見ればかなり危険な存在である。
年内に就職できなかったら死のうと思いつつ、人生のロスタイムと考えてまずは人生初の就職活動を開始したら、幸運にも2週間でいまの会社から内定をもらうことができた。
そこから5年が経ち、周りがどう思っているかはわからないが、
オレ自身の感覚としては、サラリーマンとしてなんとかやれているという気持ちだ。
不幸中の幸いをつかむ。
ここ最近のエントリでよく使っている言い回しだが、この就職もそうだったのだろう。
司法試験に合格はできなかったが、法務博士の専門職学位を使ってどうにか法務の仕事を手にすることはできた。
「とりあえず3年」や「とりあえず5年」というが、この5年は一瞬のようであった。
コロナ禍を挟んだというのもあるにせよ、それにしても早い。
いっときは人間関係に苦しんだこともあったが、いまは無駄な消耗も少なく、比較的心穏やかにサラリーマンをやれている。
次は「とりあえず10年」だろうか。
かなり危険な存在であったオレを拾ってくれたこの会社に少しでも恩返しができるよう、どうにか生き抜いていきたい。
【今日のまとめ】
あの日の帰りに観た「若おかみは小学生!」の思い出。
というわけで。
- 2023/09/28(木) 18:28:14|
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