ここ最近、AIの話題が多い。
その「AI」はSF作品などで見知ったそれとは少々違うものだが、
少しの命令で文章や絵を生成してくれる便利なものには違いない。
そのアウトプットは優れているように見えてまだ脆い。
しかし、いまはまだ過渡期であると考えれば、そのクオリティはやはり大したものだ。
オレは、AIがいわゆる「キャズム」を越えるには、まだ相当の時間がかかると思う。
AIが本当に普及し、人の役に立ったと言えるようになるには、それが人の暮らしを楽にする必要がある。
だが、まだAIは人の暮らしを楽にしてはいない。
例えば、絵を出力するAIでいうなら、
普段から絵を描いている人が、AIを用いて頭の中に浮かんだ絵とほとんど同じものを描けるようになったとすれば、それはAIが人の暮らしを楽にしたといえるだろう。
しかし、現実はといえば、
これまでに絵を描いたことがないような人が、おもちゃのようにそれを使っているにすぎない。
それは楽しいことではあるかもしれないが、
新しい作業が増えただけで、人の暮らしを楽にしたとはいえない。
イノベーションは、人の暮らしが楽になったときに起きる。
何かが楽になれば、別の部分で苦労できるようになる。
その苦労から、新しいものが生まれるのだ。
これからAIが人の暮らしを楽にし、キャズムを越え、イノベーションが起きる。
そんな世界を見届けるためにも、オレは生き抜きたい。
【今日のまとめ】
既に文章はオレよりも上手いが。
というわけで。
- 2023/05/10(水) 19:37:20|
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