ある動画配信サービスが3月で終了するというニュースを目にした。
たとえ動画をダウンロードしていた場合でも、それらの動画は3月末で見られなくなるらしい。
これはサブスクリプションサービスの宿命なので、仕方ないことだ。
このニュースに対し、やはり物理媒体のほうがいい、というSNS上での反応が多いことに驚いた。
配信は今回のようにいきなり消えてしまうが、光ディスクや書籍などの物理媒体ならば消えることはないから安心だ、という理屈なのだろう。
しかし、物理媒体も消えてしまう。
配信サービスのように恣意的にいきなり消えてしまうことはないが、
燃えてしまったり、流されてしまったり、盗まれてしまえば消えてしまう。
むしろ、消えてしまうリスクで比較すれば、物理媒体のそれのほうが大きいように思う。
どちらも一長一短であり、短所を消すことはできない。
配信と物理媒体の優劣を比較するのではなく、両方を活かすという発想が合理的だ。
アナログかデジタルか、すなわち0か1かで比較する発想自体、そもそもデジタル的ですらある。
無駄な消耗を避けるには、両方を活かす。
それもまた、生き抜くための手段だ。
【今日のまとめ】
現金と電子マネーもまた然り。
というわけで。
- 2023/01/17(火) 19:56:29|
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