クサガメを飼っている。
名を「亀井」という。
飼うに至ったきっかけは「庭で拾った」というにわかに信じがたいものなのだが、
これが真実なのだから致し方ない。
拾ったのは2017年の9月上旬だから、あと少しでオレの家に来て5年になる。
ゲリラ豪雨が去ったあとのよく晴れた夕方、庭を歩いているのをたまたま見つけ、なりゆきで飼うことになったのだった。
大きな病気もなくすくすくと育ち、ずいぶん大きくなった。
亀井はどうやらオスで、オスのクサガメはほぼすべてが成長すると体色が黒くなるそうだが、
亀井はまだ、皮膚や甲羅の黄色い模様がしっかり残っている。
しかし、先日久々に撮影した亀井の写真を以前のものと見比べると、いまのほうが甲羅がいくぶん黒ずんでいるように見える。
しばらく見ないと急に大きくなったように見える子供でも、毎日会っているとその成長になかなか気付かないように、
オレは毎日亀井を見ているから、その変化にも気付かなかったのかもしれない。
クサガメは寿命の長い生き物で、病気をしなければ20年ほど生きることもあるという。
もしオレが途中で死んでしまっては、水槽の中にいる亀井も生きられなくなってしまう。
勝手に拾っておいて、結果的に見殺しにしてしまうというわけにはいかない。
亀井のためにも、オレは生き抜かなければならないのだ。
【今日のまとめ】
動きの速さはクサガメ中でも随一。
というわけで。
- 2022/08/22(月) 19:12:38|
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