fc2ブログ

怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

タイキシャトル

タイキシャトルが亡くなったというニュースを目にした。
彼がかつて優勝したジャックルマロワ賞に日本馬のバスラットレオンが出走した直後の出来事であり、運命めいたものを感じた人も少なくないだろう。

タイキシャトルは、ちょうどオレが競馬を見始めた1998年に現役のラストイヤーを走っていた。
まさにジャックルマロワ賞優勝のニュースがスポーツ紙を飾ったタイミングに前後して、オレの競馬歴はスタートしたのだった。

いまと異なり、日本馬が海外のレースで活躍するのはまさしく夢のような出来事だった。
まともに勝負になることすら難しい中で直線のマイルGIを完勝したそのレースぶりは、競馬を見始めたばかりの小学生にとっても衝撃的なものだった。

タイキシャトルは1200メートルから1600メートルのレースに専念していたが、
もし当時外国産馬が秋の天皇賞に出走可能であったなら、さぞ面白いレースをしたに違いない。
彼が1998年の天皇賞に出走し、サイレンススズカと対戦していたら、という妄想は、誰もが通る道だろう。

圧倒的1番人気に推されながらも、余裕を残した仕上げで勝利できなかった引退レースのスプリンターズステークス。
サイレンススズカの悲劇とともに、「競馬に絶対はない」ということを、競馬ファン1年目の小学生によく教えてくれた馬だった。

雄大で美しいその栗毛の馬体は、晩年まで美しいままだった。
オレは、いや当時を知るすべての競馬ファンは、彼のその勇姿を決して忘れることはない。

【今日のまとめ】
ダートでももっと見たかった。


というわけで。
  1. 2022/08/18(木) 19:49:35|
  2. 競馬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<秋の陽気が好きだ | ホーム | 少し不運だ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hatoblog.com/tb.php/3843-f5ca5fa0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

広告欄

プロフィール

キムラヤスヒロ(鳩)

「主に、オレの望みと喜びで。」

DLミニアルバム「主に、オレの望みと喜びで。」6曲入り、600円(税込)~

メールマガジン「インターネット伝書鳩」

メルマガ購読・解除
キムラヤスヒロ(鳩)公式メールマガジン「インターネット伝書鳩」

読者購読規約
>> バックナンバー
powered by まぐまぐ!
 

インターネット土鳩のほしい物リスト

ご支援をお願いいたします

fdrbdrのほしい物リスト

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

インターネット土鳩にメールする

ご意見・ご質問などございましたらお気軽にメールください

名前:
メール:
件名:
本文: