先日の参院選のときもそうだったが、
選挙の際に決まって話題に上るのが、憲法改正についてだ。
憲法改正が各党の政策に関連する論点であるのは事実なので、それを話題にするのがおかしいとはオレは思わない。
だが、毎回気になるのは、
「憲法改正を掲げている政党が多数派になると、憲法が改正される」
と考えているであろう人間が少なくないということだ。
日本国憲法の条文を読めばすぐにわかることだが、
憲法の改正は、我々国民による投票により行われる。
改正の内容は国会で決まるが、国民の大多数が反対する限り、憲法が改正されることはない。
そう考えれば、たとえ自身が憲法改正に反対であれば、憲法改正については国民投票で反対すればいいのだから、
憲法改正は投票行動を決める論点にはなり得ない。
日本国憲法の条文は誰でも無料で読めるのだから、
せめてそのくらいは理解すべきだとオレは思う。
【今日のまとめ】
暗記しろとは言わない。
というわけで。
- 2022/07/16(土) 22:26:31|
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