きょうのCBC賞では、テイエムスパーダが逃げて圧勝した。
48キロという軽量を活かした新人の今村騎手の騎乗は見事だったが、
そのレース内容も圧巻であった。
前半の600メートルを31秒台で走破し、後半も34秒台でまとめて1分5秒8の日本レコード。
これでは、後続の馬たちはなす術もない。
先週の宝塚記念でも感じたことだが、競馬の新時代の訪れを感じる。
いまや、「前半は脚を溜める」とか、「前半は飛ばして、後続に脚を使わせる」という戦法は古くなってきた。
タイトルホルダーやテイエムスパーダのように、「前半も後半も速いタイムで走る」という、
従来なら机上の空論であった戦法を実際に取ってしまう馬が現れはじめたのだ。
以前、武豊が雑誌のインタビューで、
「2000メートルのレースで、前半を58秒台、後半も58秒台で走って1分56秒0でゴールすれば絶対に勝てる」と言っていた。
それはもちろん武豊自身も理想論として話したものであるが、
これからは、そうした馬が実際に現れるかもしれない。
驚くべき記録が次々と更新され続ける昨今の競馬界。
それをリアルタイムで追うことのできるオレたちは、本当に幸せだ。
【今日のまとめ】
そろそろ夢の続きが見られそうだ。というわけで。
- 2022/07/03(日) 21:47:28|
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