GRAPEVINEのライブを観た。
2002年にリリースされたアルバム「another sky」の再現ライブだ。
ライブは二部構成で、
第一部は「another sky」の再現、第二部は通常のライブのように自由なセットリストとなっている。
きょうがツアー初日なので第二部の話は控えるが、
第一部については、アルバムを曲順通りに演奏するものなので、ここに書いても差し支えはないだろう。
「another sky」というアルバムは当時のGRAPEVINEの音楽としてはかなり洗練された楽曲が多い印象だったが、
それもあってか、現在の彼らが演奏しても違和感はまったくない。
むしろ、近年の楽曲とイメージの近いものも多く、何も知らなければ「新曲だ」と言われてもわからないかもしれない。
第一部のライブは、途中にMCを挟まず、まさにアルバムを再生するような形で演奏された。
途中の「ナツノヒカリ」も、近年のライブアレンジではなく、CD音源に近いアレンジで演奏されていたので、明らかに「再現」を意識したものだった。
20年経った熟練の彼らが、あえてほぼ同じアレンジでアルバムを愚直に「再現」する。
そして、だからこそ、彼らの成熟が際立つ。
これは、わざわざ再現ライブに来るような、このアルバムを数えきれないほど聴いてきたファンだからこそわかるものだ。
GRAPEVINEのファンでよかった。
はっきりとそう感じられるライブだった。
下旬の福岡公演にも遠征する予定なので、もう一度この成熟を味わえるのが楽しみで仕方ない。
【今日のまとめ】
Hereの再現ライブを観られる日まで。
というわけで。
- 2022/07/01(金) 23:03:06|
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