ダービーが終わった。
今年のダービーはテレビの中継を観ることができず、鳥羽水族館でラッコの餌やりを待機しながらラジオで聴く始末だったが、
それでも、ドウデュースが直線で抜け出したと聞いたときは興奮した。
ドウデュースは馬券に入れていたし、十分に勝つチャンスはあると思っていたが、
それでも実際にこうして強い勝ち方をしたのを目にすると、ただ脱帽するばかりだ。
オレは競馬ファンである前に武豊ファンだからである。
オレが競馬を見始めた1998年の夏、武豊は既にダービージョッキーだった。
数ヶ月前にスペシャルウィークでダービーを初勝利した。
いま思えば、当時の武豊はまだ20代であったのに、
「武豊はダービーを勝てない」などとまるで引退の近い大ベテランのように言われていたのもすごい話だ。
それだけ、武豊は若くして完成されていたのだ。
その翌年もアドマイヤベガで連覇し、
大怪我から復活してタニノギムレットであっけなく3勝目。
その数年後、歴史的名馬ディープインパクトでもダービーを勝利する。
そして2013年、引退をささやかれるほどの大怪我から再び復活したキズナでの5勝目。
そんな武豊ももう53歳になり、ダービーはおろかGIをこれから勝てるのか、という状況で、
あの見事な騎乗による6勝目である。
3着馬を買っておらず馬券は外れたが、何ひとつ悔いのない名レースであった。
馬券が外れても武豊が勝つと嬉しい。
これこそが、オレが武豊を好きな理由だ。
【今日のまとめ】
青嶋実況で見たかった。
というわけで。
- 2022/06/01(水) 19:40:20|
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