暑さ寒さも彼岸まで、と言ったものだが、
5月ももう半ばだというのに、少し雨模様が続けば途端に肌寒くなる。
毎年こんな気候だっただろうかとつい思ってしまうが、おそらくそうなのだろう。
そんな気候にようやく身体が適応したかと思えば、あっという間に季節は次へと進んでしまう。
気付けば東京優駿(日本ダービー)まで2週間を切った。
ダービーがホースマンや競馬ファンにとって特別なレースであることは論を俟たないが、
ことオレにとっても、ダービーは特別なレースだ。
オレが生まれた平成元年の5月28日は、ダービーの日だった。
当時でも珍しい存在であった茨城産馬のウィナーズサークルがダービーを勝利した数時間後、オレは茨城県に生を受けた。
それはもちろん単なる偶然にすぎないし、同じ日に茨城県で生まれた人間はいくらでもいるのだろうが、
競馬ファンを20年以上続けていると、そうした偶然をも話のネタにしたくなるものだ。
ウィナーズサークル以降、茨城産のダービー馬も、芦毛のダービー馬も出ていない。
データが重視されがちな現代競馬における唯一無二の存在だ。
オレはそんな唯一無二の存在になることはできないが、せめて、生き抜くことで何かを残したいと、あらためて思う。
【今日のまとめ】
混戦のクラシックこそ面白い。というわけで。
- 2022/05/17(火) 22:30:42|
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