ある芸能人が亡くなったというニュースを目にした。
自死であるという。
芸能人が亡くなると、決まって「芸能界の闇」などと言う人がいる。
確かに、芸能人が一般人よりも強いストレスに晒されやすいことは事実だろう。
だが、人が自死を選ぶことは、闇でもなんでもない。
闇ではないからこそ数多くの人が自死を選び、それがニュースになるのだ。
誰しも死にたくなることはあるし、その中で実際にそれを行動に起こしてしまう人は一定数いる。
それは悲しいことであるが、同時にごく普通のことだ。
しかし、どうやら、世の中には、死にたくならないという人も一定数存在するらしい。
だからこそ、それを「闇」などと言えてしまうのだろう。
想像力が足りない、と思う。
むろん、オレも、死にたくならない人たちのことを想像しなければならない。
だが、彼らにも、死にたくなったり、それを実行に移す人が当然に存在するということを想像してほしい。
それだけでも、「闇」だとは思えなくなるはずだ。
勝手な想像を当人にぶつければそれは暴力となるが、
だからといって想像してはいけない理由にはならないし、想像しなくていい理由にもならない。
これは戦争に対しても同じだ。
戦争も、想像力の不足から始まっているとオレは思う。
ジョン・レノンの「イマジン」はあまりにもありふれた曲になってしまったが、やはり偉大な曲だ。
自戒も込めて、いま一度、オレたちは想像すべきだ。
【今日のまとめ】
死ぬなよ、絶対死ぬなよ。
というわけで。
- 2022/05/11(水) 22:33:56|
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