4月になった。
今年の4分の1が終わったと考えると驚きを禁じ得ないが、事実として終わったのだからどうしようもない。
駅や職場への道すがら、明らかに初々しいスーツ姿の若者を数多く目にした。
オレは新卒で就職しなかったので、自分になかった経験をしている彼らが羨ましいとは言わないが、興味深くはある。
そんな新しい季節を尻目に、桜はもう散り始めている。
職場のビルの窓から目黒川を眺めると、毒々しいほどに美しい桃色に染まっていた。
桜は必ず散るものだし、もう何十回もそれを目にしているのに、それでも寂しくなるのはなぜだろうか。
もしかすると、桜が散る寂しさで、別れの寂しさを無意識に練習しているのかもしれない。
歳を取れば、これから別れは増えていく一方だ。
その「練習」が、いつか役に立つ日が来るのかもしれない。
【今日のまとめ】
特に嘘はつかなかった。
というわけで。
- 2022/04/01(金) 20:44:01|
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