都内に試験を受けに行く用事があり、
その帰り、赤羽で乗り換えるついでに「自家製麺 伊藤」に久々に立ち寄った。
18時過ぎの入店で空席があり、すぐに着席できた。
久々なので基本の「肉そば」の食券を買い、カウンター越しに店員に渡す。
空いていたことに加え、ここは細めかつデフォルトで硬めの麺ということもあってか、ものの数分で提供された。
▲肉そば(大)(1000円)。相変わらずのシンプルで美しい見た目。
細麺ながら小麦の風味がしっかり感じられる硬めの麺は、濃厚なスープによく絡む。
そしてそのスープは、煮干をふんだんに使っていながら臭みやえぐみが少なく、
まるで普通の醤油スープのようにごくごくと飲めてしまう。
それでいて、口に含んだあとにやってくるうまみはまさしく煮干のものだ。
一時期流行した濃厚煮干系のラーメンはいまでは店舗も少なくなったが、
この「伊藤」のような本物は、いつまでも飽きられず続いていくのだろう。

オレは普段あまりラーメンを「完飲」しないが、こればかりは完飲してしまった。
食後数時間経つが胃もたれもなくただ心地がいいのは、そのスープの上質さを物語っている。
駅前でありながら場所を知らなければなかなか気付けない、隠れ家のような店構えの名店。
そのうまさはまったく変わらずであった。
【今日のまとめ】
次は鶏そば。というわけで。
- 2022/03/13(日) 21:26:44|
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