
きのうのエントリにも書いたが、名古屋を訪れて最初に向かったのが、「手打うどん 高砂」だ。
築地口駅から徒歩5分ほど、名古屋港近くの閑静な住宅街にあるが、
平日の昼時ということもあってか、ひっきりなしに客が訪れていた。
今回ここを訪れた目的は、冷やかけのきしめんを食べることである。
名古屋できしめんを出している店には、たいてい「きしころ」と呼ばれる冷かけのきしめんがあるということを知った。
ぶっかけではない冷やかけのうどんやきしめんは、関東ではなかなか食べられない
(オレの知る限り、神保町の「丸香」のうどんくらいではないだろうか)。
せっかく名古屋を訪れるチャンスに恵まれたので、人気店であるこの「高砂」で、その「きしころ」を食べることにした。
店に入りメニューを眺めるも、「きしころ」は載っていない。
念のため、店員さんに「冷やかけのきしめんはありますか」と訊くと、メニューにはないが作れるという。
やはり、「きしころ」は存在するのだ。
▲きしめんアイス+海老天。
店員さんの厨房へのオーダーを耳にするに、ここでは「きしめんアイス」と呼んでいるらしい。
透き通ったつゆに麺だけがたっぷり入った、美しい見た目だ。
せっかくなので、まずは何も薬味を入れずにそのまま食べる。
冷やしであることにより麺が締まっており、歯ごたえとのど越しがたまらない。
矯正をしている歯ではやや噛みにくいのがネックだったが、これこそが求めていたものだ。
ネギや一味、海老天を途中で加え、味変をしつつ完食した。
冬に暖かい場所で食べるアイスはうまいが、この「きしめんアイス」もそれは同じだった。
朝まで雪が降っていた名古屋港近くの浜風を浴びて駅へと帰りながら、しみじみとそう思った。
【今日のまとめ】
夏にも食べたいが。というわけで。
- 2022/01/15(土) 23:03:26|
- 麺
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