衆院選が終わった。
端的にいえば、SNS上で民意に見えるものは、実社会のそれとは異なるということがはっきりした選挙だった。
「SNSでは声の大きいものが勝つ」と昔から言われているが、
それは政治的なマターにおいても妥当するとわかっただけでも、大きな収穫だ。
ジェンダーや夫婦別姓などの問題が些末なことだとは思わない。
オレはむしろ、これらについては早急に法的な手当てがなされるべきだと考えている。
しかし、一人しか当選者を出せない小選挙区制の選挙において、
自分の理想にすべてが合致した候補者など存在しないのだから、優先順位を付けざるを得ない。
その上で選挙結果を見れば、やはり妥当な結果だろう。
逆にいえば、与党にはこの結果をもって「ジェンダーや夫婦別姓は些末なものだ」と考えないでほしいが、
そこはもはや彼らの良心に期待するほかない。
各選挙区で「大物」が敗れた、というニュースも多く目にした。
オレの茨城7区でも、これまで無敗だった候補者が敗れた。
オレはここに期待感を覚える。
若者は、ただ知名度があるだけの候補者には投票しない。
茨城7区の「大物」も、戸別訪問ができた時代の年齢層にはカリスマ的な人気を誇るが、
オレたちの世代には、その存在を知らない人さえいる。
高齢者の知名度だけでやってきた、選挙の時にしか現れない政治家は、もはや当選できない時代に来ている。
これは単なる「世代交代」ではないと、オレは思う。
【今日のまとめ】
久々に面白い選挙戦だった。
というわけで。
- 2021/11/01(月) 21:20:41|
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