秋の天皇賞で、コントレイルが敗れた。
勝ったエフフォーリアは明らかに強かったし、横山武史騎手も好騎乗だった。
しかし、コントレイルも仕上がりは万全で、狙い通りの騎乗をしていたのに、それで敗れたということはショックが大きい。
斤量差こそあるが、能力で負けたということだからだ。
三冠馬は横綱である。
横綱に言い訳は許されない。
馬場が悪かった、仕上がりが悪かった、騎乗ミスだった。
三冠馬にとって、それらはすべてはねのけるべき些細な問題でなければならない。
馬場が悪かろうと、不十分な出来だろうと、騎手がミスをしようと、それでも勝利を要求されるのが三冠馬というものだ。
コントレイルの戦績は確かに悪くない。
古馬になって勝利こそしていないが、毎回善戦している。
普通の競走馬なら、「強豪」として評価されてもいい戦績だ。
しかし、横綱が三場所連続で準優勝したところで「強い」と称賛されないのと同じで、
三冠馬は勝たなければならない。
十分強い、ではいけないのだ。
三冠馬となってそのまま引退したセントライトを除き、
オルフェーヴルまでの歴代の三冠馬は、古馬になってから勝利を挙げている。
古馬になって1勝もできていないのはコントレイルだけだ。
コントレイルが弱い馬だとは思わないからこそ、ジャパンカップは必ず勝利してほしい。
【今日のまとめ】
武史はもはや外国人騎手枠。
というわけで。
- 2021/10/31(日) 22:49:27|
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