ある企業のトップが「45歳定年制」を提唱した、という記事を目にした。
組織に頼らずに早くに独立するという考え方は、それ自体は正しい。
この世の中では、定年までのうのうと働き続けられるほど元気な会社は世の中にいくつもない。
40代のうちにある程度稼ぎきり、あとは適当にフリーで働いて暮らす、という生き方はある種合理的だ。
しかし、それはあくまでもカウンターとしての生き方だ。
何に対するカウンターかといえばそれは明らかで、
みんなが60歳過ぎの定年まで働く世の中に対するカウンターである。
みんなが45歳で定年を迎える世の中では、誰もが責任を持たない。
会社は責任を持たないし、人々は後世に対して責任を持たなくなる。
勘違いしないでほしいが、オレは責任を持たないことが悪いとは思わない。
だが、それは確実に人間のライフスタイルを短くし、世の中は衰退に向かうだろう。
それは無駄な消耗ではないかもしれないが、良いことだともオレは思わない。
【今日のまとめ】
稼ぎきることがまず難しいだろう。
というわけで。
- 2021/09/14(火) 19:29:42|
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