いわゆる「転売屋」が現れるのは市場原理として当然、というのはその通りだ。
みんなが欲しがるものが高くなり、需要の低いものが安くなるというのは、経済が機能している証拠だ。
もっとも、世の人々が「転売屋」を嫌うのは、価格の高さに対する不満もゼロではないだろうが、
どちらかというと、得体の知れないところからものを買う不安感にあると思う。
たとえば、家電量販店がいまの「転売屋」のような値付けをしたところで、
売っているものそれ自体に不安を覚える人はあまりいないだろう。
しかし、ネットオークションやフリマアプリで個人から買うとなると、どうしても不安になる。
結局、量販店が需要に応じた値付けをできるようにすれば「転売屋」は絶滅する。
「転売屋」には、量販店ができないことをやっているという存在価値しかないからだ。
だが、文字通りそうは問屋が卸さない。
「定価」が「オープン価格」になっても、事実上の価格カルテルは存在している。
どの店に行っても、ゲームや家電の価格はたいてい横並びだ。
こうした商慣習をどこかで打破しないかぎり、「転売屋」問題による定期的な炎上はなくならないだろう。
【今日のまとめ】
予約すれば必ず買えるわけでもないというのも難しい。というわけで。
- 2021/07/27(火) 20:40:01|
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