挨拶を無視してしまった。
正確には、無視したのではなく、それがオレに向けられたものだと気づかなかったのだが、
相手からしたら、無視されたと感じたに違いない。
けさ、駅に向かっている途中の道で、
向かい側から歩いてきた少年が、
おはようございます、と言った。
オレは駅に向かうことしか考えておらず、かねてからの腰痛もありぼうっとしていたので、
それがオレに向けられた挨拶だと気付いたのは、彼とすれ違ってしばらくした後だった。
振り返って挨拶を返すことはできたかもしれないが、そこまで気は回らなかった。
彼にとって、オレは「挨拶を無視する大人」になってしまった。
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
もし明日また彼にすれ違えば挨拶を返そうと思うが、
おそらく部活の朝練であろう彼が、明日も同じ時間にその道を通るとも限らない。
こうした後悔を抱くことも、生き抜く上ではよくあることだが、
いまはまだ、心の傷が癒えていない。
【今日のまとめ】
嫌な大人だと思われただろう。
というわけで。
- 2021/06/08(火) 18:33:54|
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