オレの生まれた1989年の5月28日は、日本ダービーの日だった。
この世代にはレベルの高い馬がまったくおらず、完全な混戦だった。
皐月賞は道営出身のドクタースパートが制したが、泥んこの不良馬場で参考にはならなかった。
1番人気は3連勝中だがオープンを勝っただけのロングシンホニーという有様だ。
関東のファンの関西馬への馴染みが薄かった当時は、こうした「関西の秘密兵器」が人気となることも多かった。
このレースを制したのが、ウィナーズサークルだ。
芦毛、それも茨城産、
挙句の果てには、ダートで2勝しただけ。
今ならばデータで真っ先に削るような馬が3番人気に推されていた事実からも、その混戦ぶりがうかがえる。
郷原の駆るウィナーズサークルが1着でゴールを駆け抜けた数時間後、
オレはウィナーズサークルと同じ茨城県で生を受けた。
奇しくも、このダービーでウィナーズサークルの2着だったのは「リアルバースデー」だ。
生まれる前のサイン馬券など買いようがないが、いい話のネタになっている。
ダービーは5月末なので、オレの誕生日と重なることが多い。
重ならない場合でも日が近く、今年も5月30日だ。
誕生日プレゼントとして馬券が当たってくれればこの上なくうれしいが、
残念ながらそんなことはない。
デムーロもこの前のインタビューで言っていたが、人生は難しいものだ。
【今日のまとめ】
その後ダートを走るところを見たかった。
というわけで。
- 2021/05/27(木) 18:43:15|
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