名刺を増刷した。
オレは下っ端の平社員で、営業でもない事務仕事なので、
いまの会社に二年半いて初めての増刷だ。
届いた名刺を眺めていて、
あらためて自分が無職ではないということに驚く。
オレはロースクールを出てから4年半ほどずっと無職だった。
簡単なアルバイトをしたことはあるが、まともに働いているとはいえず、
肝心の勉強も大してしていなかったので、ニートに近い状態だった。
5回目の司法試験に落ちたときはさすがに人生が終わったかと思った。
しかし不思議なもので、
不合格の発表から3週間と経たないうちに、既にいまの会社に内定していた。
結局、オレが人生で「就活」というものをした期間は、2週間ほどしかない。
そんな体たらくなので、いまでも自分が働いているということが信じられない。
いまが夢で、覚めたら無職であったとしても驚かないし、むしろそれが自然だ。
そんな無職気分でいるうちにいつの間にか定年になるのだろうか。
オレは決して惰性で働くつもりはないが、
そのくらいのスタンスでいたほうが、長く続けるにはいいのかもしれない。
【今日のまとめ】
何より生き抜くことが重要。というわけで。
- 2021/05/18(火) 21:10:39|
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