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牝馬が強い

先日のエントリで、「コントレイルは大阪杯を勝たなければならない」と書いたが、負けた。
それも3着である。
勝った馬は相当に強いし、2着馬も重馬場に強い馬ではあるが、心底残念である。

勝ったレイパパレは牝馬である。
昨年の大阪杯、安田記念、宝塚記念、スプリンターズステークス、秋の天皇賞、有馬記念、
勝ったのはすべて牝馬だ。

牝馬が強いことは悪いことではない。
しかし、競馬のそもそもの目的からすれば、
牝馬が強いこと、もとい牡馬が弱いことは深刻な事態だ。

近代競馬は優秀な軍馬の育成を目的に始まった。
軍馬は基本的に牡馬や騙馬であり、
優秀な軍馬をつくるためには、優秀な牡馬を種牡馬入りさせ、その血統を繋ぐ必要がある。
いまは軍馬の育成こそ必要ないが、より優秀なサラブレッドを生み出すための馬匹改良はたえず行われている。

牡馬は毎年多くの産駒を世に送り出せるが、牝馬はそうではない。
サラブレッドが父系主義であることをさておいても、
牝馬は物理的に、自身の血を拡大させることに向かない。
先日亡くなったシーザリオのように、後継種牡馬を複数送り出すことで貢献した例はごく例外であり、
競走馬として顕著な活躍をした牝馬が優秀な牡馬を生み出すことはきわめて少ない。

つまり、優秀な牡馬が少なくなれば、馬産は衰退に向かっていくということだ。
ノーザンファームがどういった意図で強い牝馬ばかりをつくっているか、素人のオレにはわからないが、
これは物理的に間違いのない事実である。

コントレイルは宝塚記念に向かうという。
今回負けはしたが、まだ終わったわけではない。
ディープインパクトの後継種牡馬となるべく、さらなる活躍を期待する。

【今日のまとめ】
マイルでも見てみたいが。


というわけで。
  1. 2021/04/05(月) 17:42:06|
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