もうすぐ、サラリーマンになって2年半が経つ。
正式な着任は10月9日だったが、
内定をもらったのは9月28日だったので、そこから数えれば明日で2年半だ。
ときおり、歩いて駅に向かっているときに、
自分が普通にサラリーマンとして働いている事実がおかしくなって笑いそうになる。
健康で、かつそのチャンスのある人間が働くのは普通のことだが、
29歳まで簡単なアルバイト程度しか職歴のなかったオレが、いまこうして普通に正社員として働いていることが、少し信じられない。
何度か書いてきたとおり、オレは吃音である。
吃音であることを言い訳にして、アルバイトや就職から逃げてきた部分があったことは否定できない。
アルバイトや就職では本名を名乗ることが必要で、普段の吃音をやり過ごすように言いやすい名前に言い換えれば、それは詐欺になってしまう。
名前をうまく言えないオレは、難しい試験の勉強をしていることを言い訳に、働くことから逃げてきた。
しかし、司法試験に5度落第し、とうとう逃げられなくなった。
結局、落第の発表日から3週間後には既にいまの会社に内定していて、
就職エージェントからも驚かれたのだが、
それは火事場の馬鹿力であり、誇るべきものではない。
オレは29歳までまともに働いてこなかったので、サラリーマンが本来身につけるべき礼儀作法を学んでいない。
この歳では新人研修も当然ないので、見様見真似で2年半やってきたが、
少なくとも怒られてはいないので、致命的な欠落はないのだろうと思う。
しかし、自分で気付けていない重大な見落としがどこかにあるのではないかと、常に心配になる。
入って2年半とはいえ、秋入社だったので4月からは4年目である。
自分に4年目に見合うスキルがあるとは我ながら思わないが、
生き抜くためには、なんとか食らいついていくしかない。
【今日のまとめ】
いまの会社には感謝している。
というわけで。
- 2021/03/27(土) 21:15:51|
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