ある自治体が、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に地域の商品券を配る。
そんなニュースを目にした。
羨ましい話だとは思うが、それによって接種を受ける人が増えるとは思えない。
ワクチンを打ってほしい人は、たとえ何ももらえなくても接種に来る。
商品券がもらえればもちろん嬉しいだろうが、
接種の目的は感染予防なので、商品券のインセンティブは無関係だ。
他方で、ワクチンを打たれたくない人は、商品券を配ったところで接種には来ない。
彼らが接種を拒否する理由は副作用や陰謀論的なものなので、
そうした理由は金銭的なインセンティブによって解消されるものではないからだ。
むしろ、彼らからすれば、「金で人体実験をしようとしている」とでも映るだろう。
Twitterでは、このニュースのツイートに「100億円もらっても行かない」とリプライしている人間すら目にした。
ワクチンを打っても打たなくても人間はいずれ死ぬので、
それなら短期的な死のリスクを低減できる接種をしたほうがいいに決まっているが、
そうした理屈を反ワクチンの人間に説いたところで通じない。
残念ながら、商品券は何の役にも立たないだろう。
【今日のまとめ】
オレはもちろん欲しいが。というわけで。
- 2021/02/20(土) 20:00:00|
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