オレは方言を使わない。
親に「方言を使うな」と躾けられたことと、
高校以降は埼玉や東京に通っていたので、北関東の方言に触れることが少なかったということがその理由だ。
自覚のない訛りはあるかもしれないが、
少なくとも、単語のレベルで方言を使うことは、「あえて使う」という場面以外にない。
もっとも、オレが使う数少ない方言もある。
「手わすら」がそのひとつだ。
「手わすら」とは、手をいじることだ。
小学校の授業中、教師によく「手わすらをやめなさい」と注意された記憶がある。
オレと同じエリアに住む人は、同様の経験があるかと思う。
「手わすら」を同じく単語レベルで表現する標準語はない。
「手をいじるのをやめなさい」ではしっくりこない。
意味は同じなのだが、ニュアンスもなんとなく違う。
方言は、こうした「意味の周辺を漂うニュアンスの違い」のようなものを有している。
これだけインターネットが普及した時代では方言は一見不要にも思えるが、
このようなニュアンスの違いを表せるからこそ、各地の方言は生き残るのだろう。
【今日のまとめ】
茨城の方言ではないらしいのだが。というわけで。
- 2021/01/14(木) 22:01:42|
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