久々に日本武道館に行った。
藤井風のコンサートを見るためである。
生で音楽を聴くこと自体おそらく9ヶ月ぶりだが、
その久々の生の音楽が藤井風のものであったことが、何よりもうれしい。
日々のあれこれに悩み、そしてもがく若者らしさを見せながらも、
その一方で、あたかも神様のような達観した視点の歌も書きあげてしまう。
そんな彼の不器用な美しさと脆さに人々は魅了されるのだろうし、オレもその一人である。
MCで話す彼は、ゆっくりとした岡山弁で話す純朴な青年であった。
彼の音楽だけを聴いていると、上述した脆さに少し心配になる部分もあるが、
素の彼を見ると、それは杞憂かもしれないと思える。
「帰ろう」という曲は人々の最期を歌った曲であるそうだが、
その一方で、生きていくことへの強い決意を感じさせるすばらしい曲だ。
彼もオレと同じで、「生き抜く」ことを人生の目標としているのではないかとさえ思う。
勝手にそう考えるのはあまりにおこがましいが、
少なくともオレは、そうして彼の作る音楽に救われている。
【今日のまとめ】
「青春病」もすごかった。
というわけで。
- 2020/10/29(木) 22:23:06|
- 音楽
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0