涼しい。
そう思って温度計を見たら、室温は30℃あった。
連日の猛暑日に身体が慣れてしまい、30℃でさえ涼しく感じてしまうようになったのだ。
むろん、それは錯覚のようなもので、その部屋に居座れば熱中症になる。
慣れというのは大事なものである一方で、怖いものでもある。
厳しい環境に適応し強くなることはいいことで、必要なことでもあるが、
いわゆるブラック企業の風土に慣れてしまい、気づかないうちに心身を病み、取り返しのつかない状況になる人もいる。
このコロナ禍にも慣れてしまった。
いまではマスクを一日中着けることに何の抵抗もないし、
トイレでジェットタオルが使えないことを何とも思わない。
居酒屋に行けなくとも、大して辛くない。
あまり考えたことがなかったが、ほどほどに「慣れない」ということも必要なのかもしれない。
どうすれば慣れずに済むのか、すぐに答えが浮かばないのが悲しいところだが、
慣れない方法を模索するというのは、いまの世の中を生き抜くために必要なことだろう。
一見、慣れることは無駄な消耗を避けることと親和性が高そうだが、
コロナ禍に慣れることは、むしろ無駄な消耗をすることに慣れることである。
それだけは避けなければならない。
【今日のまとめ】
冬は20℃でも温かいのに。というわけで。
- 2020/08/24(月) 22:00:27|
- 日記
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