きょうは広島に原爆が投下された日だ。
オレは特別に戦争に対して特別なイデオロギーを持っているわけではないが、
きょうや15日などに、少しくらいは過去に戦争があった事実を思い出す時間があってもいいとは思っている。
もうすぐ終戦から75年が経つ。
当時20歳であった人も95歳になると考えれば、
戦争をリアルタイムで経験し、またそれを語れる人はこの世にほとんどいない。
しかし、幸い、いまは記録手段が進歩し、戦争体験を記録して後世に語り継ぐ手段も増えた。
オレは、戦争の事実を知らない若者が増えるのは別にかまわないと思っている。
知らないなら、知ればいいからだ。
むしろ、オレは、戦争を知っているつもりになることのほうがよほど危険だと思う。
ベイルートで大きな爆発事故があった。
犠牲者や被害者は多く、とてもそれは軽い事故などではない緊急事態だ。
しかし、あの爆発事故の映像や報道を見て、「原爆みたいだ」と言う人が少なくないことには、危機感を覚える。
広島や長崎に投下された原爆があの程度であったという認識なら、
それこそが歴史の矮小化であり、
将来の戦争を防止するために、最も避けなければならないことだ。
とりわけ、ほとんどの人が、悪気もなく無意識に矮小化を行なっているという事実こそ、オレたちは危惧しなければならない。
もちろん、オレも戦争など体験していない。
かくいうオレ自身、戦争の事実を無意識に矮小化している部分は確実にあるだろう。
しかし、せめて、自分が戦争の事実を無意識矮小化しているかもしれないということは、今後も忘れずに生きていきたい。
【今日のまとめ】
毎年晴れている気がする。というわけで。
- 2020/08/06(木) 16:06:59|
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