何のこととは言わないが、「反対する」という行動は簡単である。
批判や批評と違い、いま起きている事実に対して逆を突けばいいだけだからだ。
それでいて、自分は何かをやったという雰囲気を醸し出せる。
自分は現状をただ追認するのではなく意見を表明しましたよ、という表示になるので、
SNSとも非常に相性がいい。
「もともとあった不満がSNSの流行で顕在化した」のではなく、
単に、SNSと相性のいい暇つぶしとして利用されるようになっただけだろう。
「何にでも反対する」という態度は危険である。
無駄な消耗ではなく、もはや有害な消耗だ。
「この人はいつも反対しているだけだから、どうせ今回もそうだろう」と思われてしまえば、
本当にこれは反対しなければ大変なことになるという状況のとき、
その人は、それを食い止める手段を持つことができない。
オレたちが常に頭を使い、真剣に考えるべきは、
何に賛成し(あるいは追認し)、何を反対するかということである。
権力に対して常に反対し、それをSNSに書き、ファッションの一部として取り入れることではない。
「あいつがまた何か言っている」で終わらないためにも、オレたちは常にその取捨選択を行い続けるべきだ。
あらためて、何のこととは言わないし、これ以上は何も言わない。
【今日のまとめ】
Facebookはしばらく見ない。
というわけで。
- 2020/05/10(日) 21:05:07|
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