郷原洋行元騎手・元調教師が亡くなったニュースを目にした。
郷原氏は、オレが生まれた日、平成元年のダービーを勝った騎手ということで、勝手な縁を感じていた。
騎手としての現役時代をリアルタイムでは見ていないが、
昭和の騎手ならではの気迫で乗る騎手だというイメージが強い
(実際にはそうではなくスマートに乗る騎手だったという話も聞くが、あくまでイメージだ)。
オペックホースとウィナーズサークルという「足りない」馬たちをダービー馬へと導いている点も、そのイメージを加速させる。
オレは自分が競馬を見始める1998年以前のレースも趣味で追っているが、
ウィナーズサークルがダービーを勝った1989年のクラシック世代の馬たちは、非常に影が薄い。
1988年世代にはオグリキャップやヤエノムテキやスーパークリーク、1990年世代にはメジロマックイーンやメジロライアンたちがいるが、
この世代には地味な馬しかいない。
ウィナーズサークルやバンブービギンが引退せずに現役を続けていれば違った可能性はあるが、それもタラレバの話になってしまう。
しかし、そんな世代だからこそ、茨城産馬という当時でもきわめてマイナーな存在だったウィナーズサークルがダービーを勝てたとも言える。
「自分の生まれた日に自分と同じ故郷の馬がダービーを勝った」とオレがしつこくみんなに言って回れるのは、
郷原氏の技量と、この世代の層の薄さのおかげなのだろう。
【今日のまとめ】
芦毛というのもまた渋い。というわけで。
- 2020/02/09(日) 22:29:26|
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