香港国際競走で日本馬が一日に3勝した。
3勝は2001年以来だという。
その2001年のときもオレは生中継でレースを見ていたので、もうそんなに経つのかと驚く。
18年前の3勝はむろん非常に価値のあるものだったが、
きょうの3勝は、それ以上に意義があるとオレは思う。
当時の香港競馬といまの香港競馬ではレベルがまったく違う。
まだ一流とは言い切れなかった2001年当時と違い、現在の香港のレースレベルは高い。
こと招待GIともなれば、その賞金額もあいまって、欧米の一流レベルの馬がこぞって参戦する。
「香港ヴァーズが原因でジャパンカップに外国馬が来ない」とまことしやかに噂される時代だ。
そのジャパンカップに外国馬が一頭も来なかった今年、
日本馬たちは自ら香港に出陣し、3勝という結果を残した。
「日本は独自のガラパゴス馬場で、いくら持ちタイムが速くても海外では通用しない」という風潮をはねのけた。
間違いなく、日本馬は強い。
それが凱旋門賞を勝てるかどうかとは別の話だ。
そもそも、凱旋門賞こそ勝てなくても、
数年前のエイシンヒカリ、今年のディアドラなど、欧州においてさえ日本馬は活躍している。
その意味で、現在の日本競馬の方向性が間違っているとはオレには思えない。
むしろ、本当の意味で「ガラパゴス馬場」なのは、欧州のほうでないかとさえ思う。
どれが最もいいのかという答えはわからないし、そんなものはないのかもしれないが、
これからの日本競馬は、思ったよりも楽しみなものになりそうだ。
【今日のまとめ】
レシステンシアへの期待も含め。というわけで。
- 2019/12/08(日) 23:09:48|
- 競馬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0