天皇の即位礼正殿の儀が行われた。
きょうは朝から大雨だったが、儀式の終わったタイミングで一時的に雨がやみ、
場所によっては虹のかかったところもあったらしい。
インターネットでは、それを天皇や天照大神にまつわる超常的な現象であるかのように書いた言説が人気を博している。
それ自体はどうでもいいのだが、
そのことを真剣に叩いたり不気味がっている人間がいることが気になった。
上記のような言説は明らかに盛り上がりの一環でなされたもので、
それが本当に天皇や天照大神の力であると信じている人間などほとんどいない。
いたとして、そんな人間は誰しもが不気味がっているので、ことさらに打擲する意味もない。
ミュージシャンが、雨予報の野外ライブで予報とは裏腹に晴れたときのMCで、「俺たちが晴らした」などと言うことがあるが、
別にそれが事実でなくてもファンが熱狂するのと同じことだ。
それに対して全体主義的であるとか宗教的であるとか批判したり不気味がったところで、
論点がずれているし、何より無駄な消耗だ。
無駄な消耗であることは間違いないが、何よりも無粋である。
誰も別に本気で日本が天皇中心の神の国であるなどと思っていないし、
この国の社会や政治もそのように動いてはいない。
そこにまるで、何か言わなければ気がすまないかのように口を挟むことは、やはり無粋だ。
【今日のまとめ】
思想うんぬんの話ですらない。というわけで。
- 2019/10/22(火) 22:25:13|
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