無性に駅そばを食べたくなるタイミングというのがある。
上等なそばでは駄目で、富士そばや小諸そばでもまた駄目だ。
駅の中にあるそば屋のそばを食べたいのである。
きょうはまさにそのタイミングで、大宮で用事があった後、大宮駅1・2番線ホームのそば屋に入った。
12時過ぎのピークタイムであり、手狭な店内は混んでいるが、回転がいいので問題なく入れる。
▲かき揚げそば(390円)。
出てきたかき揚げそばは、何の変哲もない。
だが、何の変哲もないそばを食べたいので、それが正解である。
かき揚げも、いかにも業務用といった感じの、
円形に整形された、見ただけで味の想像がつくものだ
(そして、食べてみると想像通りの味がする)。
甘めのつゆもまさに想像通り。
完全に、事前に想定していた通りの味を完食した。
しかし、想像通りの味を提供してくれる場所があるということは、とてもありがたいことだ。
オレたちは、概して、普段は大当たりなど求めないし、もちろんはずれも求めない。
いつ来ても同じ、そして想像通りの味を食べられる。
それこそが駅そばに求められているもので、
この店はその務めを立派に果たしてくれている。
次の「駅そばを無性に食べたくなるタイミング」が来るまで、この店にはぜひその務めを果たし続けてほしいし、
きっと果たし続けてくれるだろうとオレは思う。
【今日のまとめ】
「さいたまそば」も気になった。というわけで。
- 2019/10/05(土) 13:31:00|
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