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肉うどん さんすけ

先日の名古屋で楽しみにしていたのが、「肉うどん さんすけ」という店だ。
名古屋の丸の内にある人気のうどん店である。

とはいえ、なぜわざわざ名古屋でうどんを食べるのかというと理由がある。
この店は、閉店した「ラーメン二郎 大宮店」の店主が開いた店なのだ。

大宮二郎に足しげく通っていたオレとしては、ぜひ訪れたいとかねてから思っていた。
今回、やっと名古屋に行く用事もできたので、ついにその日が訪れた。

13時過ぎの入店ということもあり店内は空いていたが、繁盛はしていそうな雰囲気だ。

「いらっしゃい」と出迎えた店主はまさに大宮二郎の店主その人だ。
元気そうで何よりである。

二郎と同じスタイルのプラスチックの食券を買い、着席してカウンターに置く。
店主が「濃厚肉うどんは量が多いので、麺少なめで味玉付きにするのはどうか」と説明してくれた。
大宮二郎のファンだったという話をして、「食べられます」と答えようかと迷ったが、
遅い朝食からあまり間が空いていなかったので、その提案に従った。

IMG_3254.jpg
▲濃厚肉うどん・麺少なめ+味玉(980円)。

IMG_3255.jpg

程なくして提供されたうどんを目にして、思わず涙が出そうになった。
それが大宮二郎を彷彿とさせるルックスだったからである。

山盛りのもやし、大宮二郎そのままの豚、そして、うどんではあるが平太の麺。
いざ食べてみると、濃厚な醤油ベースのスープに麺がよく絡み、食が進む。

大宮二郎で不定期に開催されていた「小麦粉研究会」を思い出す。
「ゆめちから」を使った麺、無化調ですっきり感と濃厚さを両立したスープ、そして肉感の高い豚。
どれも、あのときの味を活かしつつ、さらにグレードアップしたものだ。

大宮二郎はなくなったが、店主が追求していた味は、いまもこの地で生き続けている。
その喜びを噛みしめつつ、あっという間に完食、そして完飲した。

それほど客も多くなかったので、店主に大宮二郎のファンであったことを伝えようか迷ったが、結局はやめておいた。
その話は、もしかしたら、店主にとって気持ちのいい話ではないかもしれないからだ。

あの店主が、大宮から遠く離れた名古屋の地で、うまい一杯を作り続けている。
その事実だけで、オレは充分だ。

【今日のまとめ】
城島感は相変わらずだった。


というわけで。
  1. 2019/09/30(月) 21:27:47|
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