
今年も庭のサルスベリが咲いた。
この写真を撮ったのは一週間以上前のことで、いまはもう枯れかかってしまっているが、
それでもまだ赤みを残していて、眺めているといい気分になる。
毎年のように、ともすれば数ヶ月おきに書いていることだが、
庭に季節を知らせる植物があるというのはありがたいことだ。
カレンダーによってではなく、空気や草花や虫によって季節を知ることは、
生き物としての感覚を取り戻すことにつながる気がする。
仕事をしていると、一週間も一ヶ月も、そして一年もあっという間だ。
少し暑くなったとか寒くなったとか思っているうちに、いつの間にか季節は変わってしまう。
そんな「あっという間」や「いつの間にか」を視覚や嗅覚などの身体的感覚でふと押し留めてくれるのが、
庭にある梅やサルスベリやキンモクセイや柿だ。
こういう感覚を大事にしたい、などと書くのはあまりにも白々しいが、
しかし、それでもなお、それが正直な気持ちである。
【今日のまとめ】
何度でも書きたくなる。というわけで。
- 2019/09/01(日) 21:55:25|
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