ディアドラがイギリスのGIを勝った。
強い勝ち方だった。
牝馬限定のレースだが、イギリスで中距離のGIを勝った日本馬はディアドラが初めてで、偉大な勝利である。
ディアドラは今年海外のレースを転戦し、牡馬相手に善戦していたので、牝馬限定のレースで勝つことにまったく驚きはないが、
そうはいっても、これまで誰も成し遂げていないことを成し遂げたのだから、
ディアドラの力と陣営の頑張りを賞賛するほかない。
よく、海外のレースに「挑戦する」という言い方をするが、これは間違いだとオレは思っている。
「挑戦」というのは、その対象が格上である場合に用いる表現だ。
日本馬のレベルはとうの昔に海外に追いつき、同格となっているので、ディアドラの参戦は挑戦ではない
(もしこの後ディアドラが天皇賞に出走するして、「ディアドラが天皇賞に挑戦する」とは言わないだろう)。
ディアドラは日本でもGIを勝つレベルの強豪の一頭だが、決して日本最強クラスという馬ではない。
そんなディアドラが、イギリスのGIを勝った。
それは紛れもなく、日本と欧州の競馬にレベル差がないことを表している。
昔は、「日本で敵なし」というレベルの馬しか海外「挑戦」は許されなかったし、実際、勝負にならなかった。
だがそれは、20年前の話だ。
【今日のまとめ】
エルコンドルパサーの凱旋門賞から20年。というわけで。
- 2019/08/02(金) 13:03:26|
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