

大相撲では平幕の朝乃山が優勝し、日本ダービーは重賞未勝利のロジャーバローズが優勝した。
どちらも危なげない勝利によるものだ。
これが、新たな時代の幕開けということなのかもしれない。
ダービーでは人気薄は勝てない、というのが常識だった。
実際、少なくとも、グレード制が導入された1984年以降、2桁人気の馬が勝ったことはなかったし、
それ以前のダービーにおいても、人気薄が買って波乱になることはあまりなかった。
しかし、今年、12番人気のロジャーバローズがあっさりと勝ってしまったのだ。
競馬においてデータはきわめて重要だが、データだけでは予想はできない。
1枠、脚質、皐月賞を使っていないことなど、買うことのできる要素は複数あったとはいえ、
ロジャーバローズが、3着ならともかく勝つと思っていた人はどれだけいただろう。
そもそも、インタビューを見た限り、優勝した浜中騎手でさえ、勝つとは思っていなかった様子だ。
休み明けでGIを勝利することが普通になり、
「持ち時計」という概念も、いまの府中のような馬場では意味をなさない。
令和の競馬はデータ一辺倒ではすまないものなのかもしれない。
あるいは、これまでとはまったく異なるデータが生まれるのかもしれない。
それはむしろ、競馬を面白くさせてくれるとオレは思う。
【今日のまとめ】
安田記念は1分29秒台に期待。
というわけで。
- 2019/05/27(月) 21:09:46|
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