給食の完食強要に関するニュースをまた目にした。
全部食べないと昼休みにならず、完食を強要されるという話だ。
以前にも書いたが、オレの出た公立の小中学校ではそうしたルールはまったくなかった。
もしあったなら、オレは冗談でも何でもなく、いまごろ死んでいただろう。
いまでもその傾向はあるが、昔のオレはとんでもない偏食だった。
給食を完食できたことは、小中学校の9年間でおそらく10回もない。
献立のうち、牛乳とご飯しか口に入れられるものがない日もあった。
ご飯にシラスが入っていて、牛乳しか飲まずに乗り切った日もある。
そんな状況でも、完食の強要は一度もされなかった。
オレの出た学校が全体的にいい場所だったとまでは思わないが、少なくともその点では先進的だったとオレは思う。
給食の完食強要は、言うまでもなく無駄な消耗だ。
他人を理解せずに興味だけ持とうとすることは、無駄な消耗であり、かつ暴力である。
それは、マイノリティに対する差別に関しても同じことがいえる
(もっとも、偏食の人間も、ある種のマイノリティかもしれないが)。
そんな学校に通うことで育つ人間は、無駄な消耗を繰り返す人間に成長してしまうだろう。
それは、この国にとって絶大なる損失だ。
【今日のまとめ】
食べずに他人にあげれば問題ない。というわけで。
- 2019/05/17(金) 20:00:00|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0