昨晩、久々に電車で寝過ごした。
目が覚めたのが、古河駅でドアが閉まった瞬間だった。
野木駅で下車し、古河駅まで歩いた。
おそらくこれが人生で三度目だ。
田舎の一駅は長い。
渋谷から恵比寿や目黒まで歩くのとはわけが違う。
Googleマップは、1時間近い所要時間を示した。
何もなく、街灯すら満足にない真っ暗な道をひたすらに進む。
線路沿いだが、
オレが乗っていたのは終電の一本前だったので、終電と貨物列車それぞれ一編成とすれ違った以外は何も通らず、
時折、やけに速度の高いタクシーや乗用車が横を通り過ぎていく程度だ。
寝過ごしたときはたいてい酒が入っている。
今回もそうで、別に泥酔はしていないし頭痛もなかったが、
酔いにより虚しさや自己嫌悪が増幅する。
自分が恥ずかしくなり、次に列車が来たら踏切に飛び込もうか、などと柄でもないことを一瞬考えてしまった。
暗闇をしばらく歩き、古河駅に近づくにつれ、文字通り光が射してくる。
何もない田園や工場だけの風景から、しだいに街が姿を現す。
古河の「四季の径」までたどり着くと、満開の桜がライトアップされていて、荒んだ心が癒される。
そこからもう少し歩くと、完全にいつもの風景だ。
もう1時半をまわっていて、駅前のスナック周辺には酒を飲み終えた客が群がる。
高架下の側溝の蓋には、まだ新しい吐瀉物が街灯に照らされて白く光っていた。
駅前の自転車ラックで自転車を引き出し、家に帰った。
最近は「ナイトウォーク」もご無沙汰だなとふと思ったが、
こんな田舎を歩いても、景色が暗闇で何も見えず、あまり面白くない。
【今日のまとめ】
もう少し暖かければ。というわけで。
- 2019/04/07(日) 21:05:32|
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