先日、あるスポーツ選手が白血病になったというニュースを目にした。
そして、そのことについて、ある大臣が、「がっかりした」と発言したというニュースも目にした。
オレはそのスポーツ選手の病気についてどうこう言える立場にないし、
大臣に対して、責めたり、どうこう言うつもりもない。
オレが気になったのは、「がっかりした」という言葉が出た背景だ。
がっかりするのは、その相手に期待していたということを意味する。
相手に期待しているから、その相手が期待通りの行動を取らなかったことで勝手に期待を裏切られた気持ちになり、がっかりするのだ。
他人に期待することは愚かだ。
言うまでもないが、他人への期待は、「影響の輪」の外にある。
自分の意思で動かせない他人の意思や体調に期待することは、ギャンブルと同じだ。
勘違いしないで欲しいのだが、他人を信じることと期待することは違う。
どう違うかについて、その定義付けはいくらでもできるだろうが、
一つとして、そこに信頼関係があるか否かということは言える。
大臣はスポーツ選手と信頼関係を何も持たない単なる他人だから、彼女に期待することしかできなかった。
もしそこに信頼関係があれば、大臣は彼女を信じることができただろうし、
彼女が病気になってもがっかりすることはなかったはずだ。
他人に期待することは、無駄な消耗だ。
信じることは無駄な消耗ではないが、
あなたが信じることのできる人間は、この世の中にどれだけいるだろうか。
おそらく、そう多くはないだろうと思う。
【今日のまとめ】
期待値はまた別の話だ。というわけで。
- 2019/02/16(土) 20:00:00|
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