先月末の土曜、久々に埼玉の「湯の泉 草加健康センター」に行った。
サウナの「耐久ロウリュ」のイベントに加えて、26日の「風呂の日」で入館料が安いということもあり、
10時の開館直前に到着すると、かなり長い入館待ちができていた。
もっとも、いざ入館すると、風呂はそれほど混んでいなかった。
館内には浴場だけでなく食事スペースや休憩所、カラオケなど様々なスポットがあるので、人が分散するということだろう。
11時半になると、最初のロウリュが始まった。
ロウリュの後のアウフグースはタオルやうちわで扇ぐことにより熱波を出すのが一般的だが、
ここの熱波は、大きなブロワー(風を出すドライヤーのようなもの)で熱風を作り出す。
当然それは強烈なもので、熱波師がそれぞれの客に5カウント吹き当ててくれるが、途中で逃げ出したくなるほどだ。
室内の体感温度は100度を当然超える。
ここの水風呂は15度台で冷たく、その温度差もあり、水風呂から上がると全身が「あまみ」で真っ赤になる。
これほど見事に「あまみ」が浮かぶサウナは他にない。
「耐久ロウリュ」なので、ほぼ一時間おきにこの熱波の時間が訪れる。
さすがにすべての回に参加する体力はなかったが、それでも三回に参加した。
うち二回は、数少ない女性プロ熱波師の五塔熱子氏によるもので、
そのトークとパフォーマンスに、満員の男たちは魅了されたのであった。
この日は新しい試みとして、サウナ室内でのお笑いライブまでもが行われたらしい。
「らしい」というのは、オレはすっかり汗を出し切ってしまったのでその回に参加する体力がなかったからなのだが、
普通は静かにすべきサウナでみんなで笑うというのも、賛否両論はあるだろうがそれはそれで面白そうだ。
大宴会場のカラオケでは常に演歌が流れ続け、二階にある麻雀室はいつもおじさんで満員。
「健康センター」の名に恥じない昭和の健康ランド的な風情を醸し出しつつ、
サウナと水風呂への情熱は常に本気で、サウナハットを被った若手サウナーも多く訪れる。
この若者と老人の文化の融合こそが、この国の目指すものなのではないかとさえ思える、そんな場所だ。
【今日のまとめ】
あと30分近い距離だったら最高なのだが。というわけで。
- 2019/02/06(水) 20:00:00|
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