先日、Twitterのタイムラインに、ある転職サイトの広告ツイートが流れてきた。
月収が22万の男性がため息をつき、その転職サイトを利用してみたら、月収が31万になったという4コマ漫画だ。
転職サイトの広告として、ごく普通の内容だとオレは思う。
しかし、その広告ツイートに付いていたのは、「月収22万でため息をつくな」という数多くのリプライだった。
オレは少し絶望してしまった。
要するに、「月収22万で文句を言うな、自分はもっと安い月収で頑張っている」ということを言いたいのだろう。
だが、それは言うまでもなく無駄な消耗である。
他人がより高い給料の職業に就いたところで、自分の給料が減るわけではないし、
反対に、他人の月収がずっと22万のままだからといって、自分の給料が上がるわけでもない。
自分の給料を正当化するのはその人間の勝手だが、他人を批判しても特に意味はない。
そもそも、他人の給料が上がることは、広く見れば景気が良くなるということであり、
自分の給料がアップする遠因でもある。
それを批判するのは、自分の給料を上げないでくださいと言っているようなもので、まさにジリ貧だ。
そんな考えの人間がいるから、この国は貧しくなっているのではないかとさえ感じる。
22万という数字はどうでもいいが、
自分より給料がいい人間が給料に文句を言うことを許さないという空気は、確実にこの国を衰退させる。
そんな空気を醸成させている人間たちは、近い将来に戦争が始まれば、真っ先に淘汰される。
【今日のまとめ】
手取りか否かは気になる。というわけで。
- 2019/01/17(木) 20:00:00|
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