先日、久々に伊勢丹メンズ館の正月セールに行った。
おそらく、しっかりと見に行くのは7、8年ぶりだ。
大量の服が並ぶ館内は多くの人でひしめき、品定めをするにも一苦労だった。
結局、気に入ったコートを一着見つけて購入したのだが、
それもほとんど偶然と言っていいレベルで、
とてもすべてのコーナーを回る余裕などなかった。
これだけの人がいる館内でそんなことをしていたら、疲れきってしまい、買い物どころではない。
学生のころはゆっくりとすべての服を見繕ってから欲しいものを買っていたが、いまではとても、そんなことをしていたのが信じられない。
いまになって、セレクトショップというものの存在意義がわかってきた。
セレクトショップは、大量の服を見る時間的余裕も精神的余裕もない人間のために、人気のある服を選んで置いてくれているのだ。
昔のオレは時間的余裕も精神的余裕もあったので(金銭的余裕はいま以上になかったが)、
セレクトショップはつまらないと思っていたが、
いまなら、むしろセレクトショップの方が百貨店よりもずっとありがたい。
歳を取ったようなことを書くのは格好悪いしダサい。
だが、働くようになり時間がなくなったのは事実だし、
加齢により体力が衰えてきたのもまた事実だ。
セレクトショップはきっと、
オレ以上の年齢の、無駄な消耗を避けたい人々のための店だったのである。
そう思うと、合点がいく。
【今日のまとめ】
大宮の駅ビルのありがたみ。というわけで。
- 2019/01/09(水) 20:00:00|
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