
先日、地元で友人と飲み、その帰りにイトーヨーカドー古河店まで歩いた。
フードコーナー「ポッポ」に寄るためだ。
このイトーヨーカドー古河店は、来年に閉店するという噂がある。
これまでに何百回と立ち寄ったポッポに、最後に行けるうちに行っておきたかった。

かつては店員がマイクで呼び出していたが、現在はフードコートによくあるブザー式に変わっていた。
看板は新しくなったが、レシートの「ポッポ」の文字は変わらずで懐かしい。

このたこ焼きを、これまでの人生で何度食べただろう。
流行りのものとは違う、柔らかくもちもちとした食感のたこ焼き。
オレの頭の中の「たこ焼き」のクオリアは、このポッポのものだ。

同じく定番メニューのソース焼きそば。
たこ焼きほど頻繁に食べていたわけではないが、やはり懐かしい気持ちになる。
揚げ玉が入った食感の良さと、液体ソースのよく絡んだ麺が食欲をそそる。

そして、これも定番のフライドポテトだ。
かつての柔らかいポテトとは異なるが、たっぷり入ったその量は相変わらずだ。
先日インターネットにも記事がアップされていたが、
ポッポのメニューはどれもうまい。
今回は食べなかったが、クレープも素晴らしい。
だが、オレにとっては、うまさ以上に思い出のほうが強い。
まだ小学校にも上がる前、いまは亡き母方の祖母とこの古河のポッポのイートインでたこ焼きを食べた思い出。
スイミングスクールの帰りに山盛りのポテトを買い、食べながら帰った思い出。
父方の祖母に今川焼きを頼まれ、自転車で買いに行った思い出。
オレの人生の1ページに、ポッポの存在は確実に刻まれている。
古河のイトーヨーカドーが閉店しても、全国に残るポッポがなくなるわけではない。
いつか、またこのたこ焼きを食べることができる日も来るかもしれない。
だが、古河のポッポに行けるのは、おそらくもう何度もない。
街や店は移り変わるもので、なくなるのは仕方がないし、
どんな店もいつかは必ずなくなる。
それは当然の理で、必ずしも悲観的なことではない。
だが、寂しい気持ちは、やはり隠せない。
【今日のまとめ】
クレープはチョコレート一択。というわけで。
- 2018/12/18(火) 20:00:00|
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